今週(2026年10月5日〜11日)最大の話題は、10月7日に公正取引委員会がアサヒ・キリン・サントリー・サッポロの大手4社に独占禁止法違反の疑いで強制調査に入った「ビール4社カルテル疑惑」でした。同じ10月1日に実施された酒税法改正と時期が重なり、両者を混同する声も見られます。新商品ではしまなみブルワリーやヤッホーブルーイングの動きが続き、イベント面では横浜・小田原・鳥取など各地でクラフトビールフェスが開催されました。今週のニュースをカテゴリ別にまとめてお届けします。
前回(week40)のまとめはこちらから確認できる。
今週のトピックス一覧
| カテゴリ | 主なニュース | 件数 |
|---|---|---|
| 新ブルワリー・出店 | 香川「OHLOY BREWING」クラウドファンディング開始、世田谷のアフタースクールブルワリー | 2件 |
| 新商品・限定醸造 | しまなみブルワリー「風としまなみ」、六甲ビール阪神タイガース記念ビール第3弾、ヤッホーの輸出ビール「SORRY」第4弾とセブン限定「有頂天エイリアンズ」新フレーバー、haccoba×Devanomコラボ、大吟醸ビールほか | 8件 |
| ビアフェス・イベント | 吉祥寺ワールドビアフェス開幕、横浜「たまくすビアテラス」初開催、小田原・箱根クラフトビールフェス、鳥取ビール聖地巡礼ツアー、SHIZUOKA CRAFT BEER FES.、ベルギービールウィークエンド京都、あぶない刑事40周年コラボ第1弾ほか | 12件程度 |
| 業界トレンド | ビール4社カルテル疑惑で公取委が強制調査、酒税法改正の最終段階実施と地域の受け止め | 2件 |
新ブルワリー・出店
香川「OHLOY BREWING」、自社醸造所設立に向けクラウドファンディングを開始
香川県のクラフトビールブランド「OHLOY BREWING」が、自社醸造所の設立資金を募るクラウドファンディングを開始したことがオリコンニュースで報じられました。委託醸造からスタートしたブランドが自社設備を持つ段階に進むのは、地方クラフトビールの成長モデルの一つといえます(情報元:オリコンニュース)。
東京・世田谷に「アフタースクールブルワリー」、学校施設を生かした醸造所が話題
東京都世田谷区で、学校の空き施設を活用した「アフタースクールブルワリー」が読売新聞の地域ニュースで紹介されました。教育施設とクラフトビール醸造所という異色の組み合わせが、地域の新しい活用事例として注目を集めています(情報元:読売新聞)。
新商品・限定醸造
しまなみブルワリー、国産原料100%のラガー新作「風としまなみ」を発売
広島県尾道市のしまなみブルワリーが、「日本人の口に合うこれからのラガー」をコンセプトに、国産原料100%のクラフトビール「風としまなみ」を発売しました。同ブルワリーの醸造家の経歴やいよかんを使った既存のサワーシリーズについてはしまなみブルワリーとは?ラガー専門の尾道発醸造所と新作いよかんサワーで詳しく解説しています(情報元:PR TIMES)。
広島尾道の別ブルワリーが、みかん・かぼす果汁を使った輸出専用ビールを発売
広島県尾道市のクラフトビールメーカーが、みかんやかぼすの果汁を使った輸出専用ビールを発売し、国内でも一部で提供されていることが報じられました。輸出向けに和素材を生かした商品設計は、海外需要を意識したクラフトビールづくりの一例です(情報元:alwayslovebeer.com)。
六甲ビール醸造所、阪神タイガース優勝記念コラボビール第3弾を発売
六甲ビール醸造所が、阪神タイガースとの2年連続コラボとなる「Tigers Premium Kölsch リーグ優勝記念ビール2026」の第3弾を10月5日より発売しました。プロスポーツチームとのコラボビールが複数弾にわたって継続する事例として、ファン向け商品の定着ぶりがうかがえます(情報元:PR TIMES)。
ヤッホーブルーイング、輸出専用ビール「SORRY」第4弾とセブン限定の新フレーバーを発表
ヤッホーブルーイングが、和の食材を生かした輸出専用ビール「SORRY」の第4弾を発表し、10月より海外出荷を開始しました。国内向けには、セブン-イレブン限定のヘイジーIPA「有頂天エイリアンズ」に白ブドウの香りを加えた新フレーバー「New World Hop」も数量限定で発売しています。同社の事業展開はヤッホーブルーイングとは?よなよなエールの会社概要とV字回復、新・大阪醸造所まででも紹介しています(情報元:Storm.mg/PR TIMES/ニコニコニュース)。
ボドゲ・謎解き好き向けクラフトビール「ClaGla センバビール」が札幌で登場
ボードゲームと謎解きを好む層をターゲットにした新しいクラフトビール「ClaGla センバビール」が札幌で発売されました。趣味コミュニティに特化したニッチなコンセプトのビールは、クラフトビールのファン層拡大策の一例です(情報元:札幌速報)。
福島の酒蔵haccobaとタイの醸造酒「SATO」を手がける「Devanom」がコラボを発表
福島県の酒蔵haccobaが、タイの米の醸造酒「SATO/サートー」を醸す酒蔵「Devanom」とのコラボレーションを発表しました。国境を越えた発酵文化の交流として、日本酒・クラフトビールの枠を超えたコラボの広がりを示す事例です(情報元:PR TIMES)。
宮城・石巻で、日本酒の酒かすを使った大吟醸風ビールが登場
宮城県石巻市の酒販店と醸造所が連携し、「日高見」「墨廼江」の酒かすを使用した大吟醸風の香りを持つビールを開発したことが河北新報オンラインで報じられました。日本酒の副産物をビールに生かす取り組みは、地域の酒蔵とクラフトビール醸造所の連携モデルとして注目されます(情報元:河北新報オンライン)。
ビアフェス・イベント
「吉祥寺ワールドビアフェス2026」が第10回を迎え10月9日に開幕
吉祥寺エリアの飲み歩き型ビアフェスとして定着している「吉祥寺ワールドビアフェス」が、今年で10回目の節目を迎え10月9日に開幕しました。全国のビアフェス情報はビアフェス2026日程一覧|全国主要イベント完全ガイドでもまとめています(情報元:tv-tokyo.co.jp)。
横浜開港資料館で「たまくすビアテラス」が初開催、横浜の13醸造所が集結
横浜開港資料館を会場に、横浜市内の13醸造所が集結する「たまくすビアテラス」が初めて開催されました。歴史的な資料館を舞台にした新しいクラフトビールイベントとして、横浜エリアのブルワリー密集度の高さを示す企画です(情報元:ヨコハマ経済新聞)。
「小田原・箱根 クラフトビールフェス2026」、県西エリア5ブルワリーが集結
神奈川県西エリアの5ブルワリーが集まる「小田原・箱根 クラフトビールフェス2026」が開催されました。観光地としても知られる箱根エリアでの地域密着型フェスとして定着しつつあります(情報元:ニコニコニュース)。
鳥取ビールの醸造所を巡る1泊2日の「聖地巡礼」ツアーが10日からスタート
鳥取県大山町で、地元企画者が手がける鳥取ビールの醸造所訪問を含む1泊2日の「聖地巡礼」ツアーが10月10日からスタートしました。水を育む大山の自然と醸造所見学を組み合わせた、ファン参加型の観光企画です(情報元:nnn.co.jp)。
静岡・清水で「SHIZUOKA CRAFT BEER FES.」、全国12ブルワリーが集結
静岡市清水区のエスパルスドリームプラザで、全国12ブルワリーが参加する「SHIZUOKA CRAFT BEER FES.」が10月10日から12日まで開催されています。詳細はSHIZUOKA CRAFT BEER FES.2026|10/12まで清水・ドリプラで開催、全国12ブルワリー集結でまとめています(情報元:dメニューニュース)。
京都で「ベルギービールウィークエンド2026」、107種類のビールが並ぶ
京都市下京区の東本願寺前広場で、ベルギービール97種類と京都醸造10種類、合計107種類が味わえる「ベルギービールウィークエンド2026京都」が開催中です。詳細はベルギービールウィークエンド2026京都|10/12まで東本願寺前で開催で紹介しています(情報元:京都新聞デジタル)。
「あぶない刑事」40周年記念コラボビール、横浜11ブルワリーの第1弾が発表
映画・テレビドラマ「あぶない刑事」の放映開始40周年を記念し、横浜の11ブルワリーが共同でオリジナルコラボビールを醸造する企画の第1弾として、横浜ベイブルーイングと横浜ビールによる商品が発表されました。ご当地カルチャーとクラフトビールを組み合わせた複数弾企画として、今後の展開が注目されます(情報元:Yahoo!ニュース)。
ほかにも、日野市の公園イベント、三井アウトレットパーク マリンピア神戸「A-ROUND B-SIDE CRAFT BEER MATCH」、アリオ加古川「多゛ララ CRAFT BEER FESTA」、聖蹟桜ヶ丘「せいせき秋のビール祭」など、各地でクラフトビールフェスが開催されました。
業界トレンド
公正取引委員会、ビール大手4社のカルテル疑惑で強制調査に着手
2026年10月7日、公正取引委員会はアサヒビール・キリンビール・サントリー・サッポロビールの大手4社に対し、独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いで強制調査に入りました。出荷価格の値上げ幅や改定時期を事前に調整していた疑いがあるとされ、10年以上前から非公式な協議が行われていたとみられること、公取委が検察への刑事告発も視野に調査を進めていることが報じられています。酒税法改正と時期が重なったことで両者を混同する声も見られますが、経緯と違いはビール4社カルテル疑惑とは?公取委調査の経緯と酒税改正との違いで整理しています(情報元:ライブドアニュース/Yahoo!ニュース)。
酒税法改正が最終段階を迎え、地ビールへの影響を懸念する声も
2017年度の税制改正で決まった酒税一本化の3段階目として、2026年10月1日にビール類の酒税改正が最終段階を迎えました。350ml換算でビールは約9.10円の実質減税、発泡酒・新ジャンルは約7.26円、チューハイ等は約7.00円の増税となっています。福島民報デジタルのコラムでは、税負担の変化が小規模な地ビールメーカーの経営に与える影響を懸念する論調も見られました。改正の仕組み全体はビール値上げはいくら?2026年10月酒税改正の全真実で解説しています(情報元:福島民報デジタル)。
今週のまとめと来週の注目点
今週最大のトピックは、ビール大手4社に対する公正取引委員会のカルテル疑惑調査でした。同じ10月1日に実施された酒税法改正の最終段階と時期が重なったため、両者の違いを整理しておく必要がある一週間だったといえます。新商品では、しまなみブルワリーの国産ラガーやヤッホーブルーイングの輸出・限定商品が相次ぎ、イベント面では横浜「たまくすビアテラス」の初開催や鳥取ビールの聖地巡礼ツアーなど、地域に根ざした企画が目立ちました。
来週の注目点は次の通りです。
- ビール4社カルテル疑惑の調査進展と、刑事告発の有無に関する続報
- 吉祥寺ワールドビアフェスや横浜・静岡・京都の各フェスの開催後の反響
- 酒税法改正後、地ビールメーカー各社の価格・経営対応の実際の動き
秋のビアシーズンが続くなか、来週も全国各地の動きを追っていきます。
参考記事
- ビール大手4社がカルテルか 公正取引委員会が強制調査に入る – ライブドアニュース
- ビール大手4社カルテル疑惑 10年以上前から非公式に協議か 刑事告発も視野に公正取引委員会が調査 – ライブドアニュース
- 【酒税法改正】地ビールを守れ(10月7日) – 福島民報デジタル
- 「日本人の口に合うこれからのラガー」国産原料100%のクラフトビール「風としまなみ」を広島尾道のしまなみブルワリーが発売 – PR TIMES: https://news.google.com/rss/articles/CBMiakFVX3lxTE9SMUNmTlllOFNSa1hzbEFKbmk5ck1PRWpvb0JsMEFIb0VNM2tNa1dRbDdmS2xQUG52d0pWZEl0aldCdFJCWDBFZDdWZERiWDRWa21mTTRITVBDdndlcFJMUVBGRnhVZjVVS2c?oc=5
- みかんやかぼす果汁使った輸出専用ビール発売!国内でも一部で提供 – alwayslovebeer.com: https://news.google.com/rss/articles/CBMia0FVX3lxTE9wV0pwcTVJNnhTOHZOei1Rdi1VaDBwZVFJY2xSS2VQS3dSUFVjT085bXZ3cE8zcXJUWDFHYVNRTlhIaGVzTEpDd1AwWEJ2VU54WEdtVUZ3VmJZR0RVQmxiUUVYUUlNQlJaU01z?oc=5
- その歓喜は、2年連続。乾杯の一杯に。六甲ビール醸造所、阪神タイガース公認コラボビール第3弾「Tigers Premium Kölsch」 – PR TIMES: https://news.google.com/rss/articles/CBMiakFVX3lxTFB1SkF2bXRJSmJnUDlxbTJZTUZVNjBZRmM2QzBQX0hVQm5YV1JReGZteU9WQ0FLOGh2bUswWXZxc1dIRmI4bGdVQkFQdEFhbTJuSGg0NW56dTEyZnY3QjctcHV6b1VpY3l6Smc?oc=5
- ヤッホーブルーイングが和の食材生かした輸出専用ビール「SORRY」第4弾発表 – Storm.mg: https://news.google.com/rss/articles/CBMiUEFVX3lxTE1RT2JJWnlHZWdCeXR4WmZCY1dMampHMzE0NV85TDNsbThqWUU0dnRmU0pLVlppb0FydHBtVHUzMnVmc0MwZnB1anpUempGUTd1?oc=5
- セブン×ヤッホー新製品「限定改造 有頂天エイリアンズ New World Hop」発売 – PR TIMES: https://news.google.com/rss/articles/CBMiakFVX3lxTE9sa1Q3azAyU2g1bHg0X1JPaWpNY0tUeVNtNWhQd2YyMnMyeGU5a09HcHhLTUJ0YlVsSGRKS0lQYUZUSUt4b1Jod0JiN0MtSTI0c3lqTERCNUNtQVNrZjZWYjBjdjFyTUtuUmc?oc=5
- ボドゲと謎解き好きのためのクラフトビール『ClaGla センバビール』が新登場! – 札幌速報: https://news.google.com/rss/articles/CBMiYkFVX3lxTFB5aDdnNGxMZDU4SVdoUGlNX3BnelBZTUlMamEwOHA1REo4QU03cldYUldWVl8wSjlrOVB1T3o0QmM1QlRFQkZDSFNGOUlMem5zeGo4M3Rxa29DUGM3Qjd3RnhR?oc=5
- 福島の酒蔵haccoba、タイの米の醸造酒「SATO/サートー」を醸す「Devanom」とのコラボレーションを発表 – PR TIMES: https://news.google.com/rss/articles/CBMiakFVX3lxTE5SNnM0RHphSk9yMXdCd295cnhLSmRrT3FHYW52ZTZDcTc0RzF3R0Vyd2haUE1nbjF6eWdXdWRkSE5LZVFrZjd3ZUJ2MWNHakF4ZW83a3RUZ3pYZHp4UF9nYU5FZml0OWs5Y2c?oc=5
- 大吟醸のビールはどんな香り? 日高見と墨廼江の酒かす使用 – 河北新報オンライン: https://news.google.com/rss/articles/CBMiW0FVX3lxTE1SZXlVV3A4RmY1RnFFVkxtT1c0cWlUZUlxZkhpYTNFNVdpaVFsOXJNRWtoVlBJQi1NaVVEYVd6bmVHQ3RvU19LMWRNaWV2YXdIVDZBalc2NFlZTnc?oc=5
- 第10回 吉祥寺ワールドビアフェス2026 10月9日(金)より開催! – tv-tokyo.co.jp: https://news.google.com/rss/articles/CBMibkFVX3lxTE9QTHFHSUpreTlBWG5jZWRnd0g3SlQ3aE1PWkFsd3V3SkoydGtVTjRFUzh0dVpCSklGLTBtQ181LTYwSzRKSEZlbkM5eDBnTHJ1NWpMNDZQSXZsRGd5aVNiRkxkZVRMTEU0bGV2RXln?oc=5
- 横浜開港資料館で「たまくすビアテラス」初開催 横浜の13醸造所が集結 – ヨコハマ経済新聞: https://news.google.com/rss/articles/CBMiUEFVX3lxTE8tYnh6bEhYdWFXd1U4cnRyOXpfRWIwTENIRHVJMGxMRVFjWHRsUWRpM0hlV0J6Qm53aV9VQUN2d05kVTFIWkktMUFDekNtbnM1?oc=5
- 県西エリア5ブルワリーのビールが集結「小田原・箱根 クラフトビールフェス 2026」 – ニコニコニュース: https://news.google.com/rss/articles/CBMie0FVX3lxTE8yMDFZSlUtdERfNnhWZmQxSURqMXRLLUtTSk5zenUwdTBpdXgxOGpZM2pTRkFYTURRQnZiTVJMN3RkaVgyR1pONll1bFVmYVRncmsyLXdHVnl0QjUxeFRhOVFmdEdETHdlTmtnbEhVZ0dfSDdxUUhrZkVNSQ?oc=5
- 鳥取ビール“聖地巡礼” 10日から1泊2日ツアー 大山町の矢野さん企画 – nnn.co.jp: https://news.google.com/rss/articles/CBMiUEFVX3lxTFBDMDFHZVdRYWphaEdNX293MVpnUmdLcE5wbzl3alpHdGIyRXNFNi1DUk0xdXVlc3QzWm1TbUpkWmd0VEViRU4wRUxtV251SVhJ?oc=5
- 『あぶない刑事』放映開始から40年!横浜の11ブルワリーがオリジナルコラボビールを醸造、第1弾 – Yahoo!ニュース: https://news.google.com/rss/articles/CBMif0FVX3lxTE55bjU3WDR1N1hrU084S3I2LTM3ampqekF4bWw3OHRiVnp2YWtfeUIxSll5SFdFRkNvOU1GMFFrczM0ZjNKMEVlQVJuRjFBVXRDdG9OZWltb2NXeG9SVXF3YXhlelJEbDZ5R3FOVndUSmNXTkZuTkREQVR1V3l3Z28?oc=5


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