今週のクラフトビールニュースまとめ【9/28–10/4】

今週のクラフトビールニュースまとめ【9/28--10/4】 未分類

今週(2026年9月28日〜10月4日)は、奈良「MUGEN Brewing」や新横浜のシェア型フードホールなど新規ブルワリーの開業ラッシュが目立ちました。また、関西空港対岸にできたヤッホーブルーイングの新醸造所と、それを誘致した泉佐野市のふるさと納税活用術にも注目が集まりました。吉祥寺ワールドビアフェスが10周年を迎えるなど秋のフェスシーズンも本格化し、モルトかすを生かしたアップサイクル商品の動きも相次いでいます。今週のクラフトビールニュースをカテゴリ別にまとめてお届けします。

前回(week39)のまとめはこちらから確認できる。

  1. 今週のトピックス一覧
  2. 新ブルワリー・出店
    1. 新横浜駅高架下に、醸造所併設のシェア型フードホール「BREWERY BASE 新横浜」が開業
    2. 福岡・天神南に醸造所併設の立ち飲みバー「LOCOCRA Brewery – Stand Tap Bar」が10月1日オープン
    3. 大和盆地の地下水で醸す「MUGEN Brewing」が奈良で始動、1300年前の酒造りの歴史にちなむ一杯
    4. ヤッホーブルーイング、関西空港対岸に開いた新醸造所の見学ツアーが予約満杯に
    5. 藤沢駅北口に「藤沢ブリュワリー」、2027年の開業に向けて新築工事が始動
    6. 京都・西陣の会館跡地に、地ビール醸造所3社が出店
  3. 新商品・限定醸造
    1. JR東日本グループ、NewDays25周年記念の限定クラフトビール「THANKS ALE」を2,400本限定発売
    2. 富士桜高原麦酒、今年収穫したばかりの「富士山ホップ」を使った限定ビールを発売
    3. 途絶えかけた「若狭ビール」が復活、福井県第1号の地ビールの歴史をつなぐ「NAGAHAMA AMBER ALE」誕生
    4. ゲーム界の伝説的開発者が手がける自然発酵ビール「Blind Enthusiasm」、カナダから日本初上陸
    5. カギヤブルワリー、捨てるはずのチョコレートの皮を使った代官山コラボビール「DAIKANYAMA SORYO BEER」を発売
    6. 静岡・沼津の茶屋とブルワリーがコラボ、秋の味わいとして「ほうじ茶ビール」を商品化
    7. ヤッホーブルーイング、年に一度の「生ホップ」を使ったクラフトビールを発売
    8. ビールのモルトかすを生かしたアップサイクル商品が相次いで登場
  4. ビアフェス・イベント
    1. 「第10回 吉祥寺ワールドビアフェス2026」が10月9日から10日間開催、全30店舗が参加
    2. 「浜松クラフトビールフェス2026」、今年は初の3日間開催で全国20ブルワリーが集結
    3. 京都駅直結の会場で「クラフトビールフェス」開催、ブルワリー8社が2日間限定で集結
    4. カギヤブルワリー、「東京クラフトフェスティバル’26」のB&Bフェスに出店
    5. 兵庫県三田市で「UNBY クラフトビール&キャンプ」が10月24日・25日に開催予定
  5. 業界トレンド
    1. 10月の酒税法改正、山形・埼玉のメーカーからは価格転嫁の難しさを懸念する声
    2. 泉佐野市、「ふるさと納税3.0」で65億円を集めヤッホーブルーイングを誘致した舞台裏
    3. カギヤブルワリー、ブランド10周年を前にロゴを一新
    4. 飲料・食品の濾過システム市場、CAGR7.40%の成長見込みと予測
  6. 今週のまとめと来週の注目点
  7. 参考記事

今週のトピックス一覧

カテゴリ 主なニュース 件数
新ブルワリー・出店 新横浜「BREWERY BASE」開業、福岡「LOCOCRA Brewery」オープン、奈良「MUGEN Brewing」始動、ヤッホーブルーイング新醸造所の見学満杯、藤沢ブリュワリー建設着手、京都・西陣の醸造所3社出店ほか 6件
新商品・限定醸造 NewDays25周年記念「THANKS ALE」、富士山ホップ使用の限定ビール、福井「NAGAHAMA AMBER ALE」、カナダ発「Blind Enthusiasm」日本初上陸、代官山コラボビール、モルトかすアップサイクル商品ほか 7件
ビアフェス・イベント 吉祥寺ワールドビアフェス2026(10周年)、浜松クラフトビールフェス2026、京都駅直結フェス、東京クラフトフェスティバル’26、三田市のキャンプ併設イベントほか 5件
業界トレンド 酒税法改正の影響続報(山形・埼玉)、泉佐野市のふるさと納税で誘致したヤッホーブルーイング事例、カギヤブルワリーのブランド刷新、飲料濾過システム市場の成長予測 4件

新ブルワリー・出店

新横浜駅高架下に、醸造所併設のシェア型フードホール「BREWERY BASE 新横浜」が開業

新横浜駅の高架下に、醸造所を併設したシェア型フードホール「BREWERY BASE 新横浜」が開業したことが報じられました。駅近の高架下スペースを活用し、醸造設備と飲食店が同居する複合型施設は、都市部における新しいブルワリーの出店モデルとして注目されます(情報元:風傳媒)。

福岡・天神南に醸造所併設の立ち飲みバー「LOCOCRA Brewery – Stand Tap Bar」が10月1日オープン

福岡市・天神南駅から徒歩約4分の場所に、醸造所を併設した立ち飲みバー「LOCOCRA Brewery – Stand Tap Bar」が10月1日にオープンしました。醸造から提供までを一体化した店舗形態は、都心部での小規模ブルワリー出店の定番パターンとして広がりを見せています(情報元:PR TIMES)。

大和盆地の地下水で醸す「MUGEN Brewing」が奈良で始動、1300年前の酒造りの歴史にちなむ一杯

奈良ロイヤルホテル内に、大和盆地の地下約200メートルからくみ上げた地下水を使ってビールを仕込む醸造所「MUGEN Brewing」が10月3日に始動しました。平城宮跡の近くという立地にちなみ、1300年前に宮中の酒造りを担った「造酒司(みきのつかさ)」の歴史になぞらえたコンセプトを掲げています。初日は「奈良クラフトビール祭り2026」でペールエールとIPAの2種がお披露目され、10月5日以降は奈良ロイヤルホテルなどグループ施設での提供も始まる予定です。奈良エリアの醸造所については奈良のクラフトビール完全ガイド|日本酒発祥の地が育む1000年の醸造文化とおすすめブルワリー6選でも紹介しています(情報元:PR TIMES)。

ヤッホーブルーイング、関西空港対岸に開いた新醸造所の見学ツアーが予約満杯に

長野県のヤッホーブルーイングが大阪府泉佐野市・りんくうタウンに開設した新醸造所「よなよなビアライズ」の見学ツアーが、予約満杯の人気を集めていると日本経済新聞で報じられました。関西国際空港の対岸という立地を生かし、1回90分・定員12名のツアーで醸造設備見学や蔵出しビールの試飲が楽しめる内容になっています。同社の事業展開についてはヤッホーブルーイングとは?よなよなエールの会社概要とV字回復、新・大阪醸造所までで詳しく解説しています(情報元:日本経済新聞)。

藤沢駅北口に「藤沢ブリュワリー」、2027年の開業に向けて新築工事が始動

神奈川県藤沢市の藤沢駅北口で、2027年の開業を目指すクラフトビール醸造所「藤沢ブリュワリー」の新築工事の看板が確認されたことが号外NET藤沢市で報じられました。開業までまだ時間があるものの、地域メディアが早い段階から取り上げていることから、地元の期待の高さがうかがえます(情報元:号外NET 藤沢市)。

京都・西陣の会館跡地に、地ビール醸造所3社が出店

京都市上京区で6年前に閉館した会館の跡地を活用した会場に、西陣エリアの地ビール醸造所3社が出店したことが京都新聞デジタルで報じられました。空き施設の再活用とクラフトビールの組み合わせは、遊休不動産を生かした出店モデルの一例といえます(情報元:京都新聞デジタル)。

新商品・限定醸造

JR東日本グループ、NewDays25周年記念の限定クラフトビール「THANKS ALE」を2,400本限定発売

JR東日本グループの共同企画として、NewDays25周年を記念した限定クラフトビール「THANKS ALE」が9月29日から首都圏の一部NewDaysで数量限定発売されました。発売本数は2,400本で、駅のコンビニという身近な場所でのクラフトビール展開が話題を呼んでいます(情報元:PR TIMES/ASCII.jp/八王子ジャーニー)。

富士桜高原麦酒、今年収穫したばかりの「富士山ホップ」を使った限定ビールを発売

山梨県の富士桜高原麦酒が、今年収穫したばかりの「富士山ホップ」を使用した限定ビールを発売したことが報じられました。地元産ホップの収穫から間を置かずに商品化するフレッシュホップスタイルは、産地直結のクラフトビールならではの季節商品として人気です(情報元:みんなの経済新聞ネットワーク)。

途絶えかけた「若狭ビール」が復活、福井県第1号の地ビールの歴史をつなぐ「NAGAHAMA AMBER ALE」誕生

福井県第1号の地ビールとされながら途絶えかけていた「若狭ビール」の歴史をつなぐ第一弾商品として、「NAGAHAMA AMBER ALE」が誕生したことが報じられました。地域の地ビールの歴史を新商品というかたちで継承する取り組みであり、地元の酒文化を支えるクラフトビールの役割を改めて示す事例です(情報元:ニコニコニュース)。

ゲーム界の伝説的開発者が手がける自然発酵ビール「Blind Enthusiasm」、カナダから日本初上陸

ゲーム開発会社「BioWare」の創設者が挑む新プロジェクトとして知られる、カナダ発の自然発酵ビール「Blind Enthusiasm」が日本に初上陸したことが報じられました。異業種からの参入者が自然発酵という専門性の高いスタイルに挑む事例として、海外のクラフトビールシーンの広がりを感じさせるニュースです(情報元:Infoseek)。

カギヤブルワリー、捨てるはずのチョコレートの皮を使った代官山コラボビール「DAIKANYAMA SORYO BEER」を発売

カギヤブルワリーが、本来は廃棄されるチョコレートの皮(カカオハスク)を使って醸造した代官山コラボビール「DAIKANYAMA SORYO BEER」の販売を開始しました。食品残渣を原料として活用する取り組みは、クラフトビール業界でのサステナブルな商品開発の一例です(情報元:PR TIMES/coki.jp)。

静岡・沼津の茶屋とブルワリーがコラボ、秋の味わいとして「ほうじ茶ビール」を商品化

静岡県沼津市の茶屋とブルワリーが協力し、秋の味わいとして「ほうじ茶ビール」を商品化したことが沼津経済新聞で報じられました。地域の特産品である茶葉とクラフトビールを組み合わせる試みは、ご当地素材を生かした商品開発の定番パターンとして各地に広がっています(情報元:沼津経済新聞)。

ヤッホーブルーイング、年に一度の「生ホップ」を使ったクラフトビールを発売

ヤッホーブルーイングが、年に一度しか仕込めない「生ホップ」を使用したクラフトビールを発売しました。収穫直後の生のホップを使うビールは香りの鮮度が際立つ季節限定スタイルで、毎年の発売を楽しみにするファンも多い定番企画です(情報元:オールウェイズ・ラブ・ビール)。

ビールのモルトかすを生かしたアップサイクル商品が相次いで登場

ビール醸造の副産物であるモルトかす(搾りかす)を活用した商品化の動きが相次いでいます。兵庫県の2社はモルトかすをグラノーラとして商品化し「おつまみに」とアピール、北海道ではエスコンフィールド内の飲食店と酪農学園大学が連携してモルトかすを使った犬用おやつを開発しました。食品ロス削減とクラフトビールの副産物活用を組み合わせた動きとして、今後も広がりが期待されます(情報元:dメニューニュース/Yahoo!ニュース)。

ビアフェス・イベント

「第10回 吉祥寺ワールドビアフェス2026」が10月9日から10日間開催、全30店舗が参加

吉祥寺エリアの飲み歩き型ビアフェスとして定着している「吉祥寺ワールドビアフェス」が今年で10回目を迎え、10月9日(金)から10月18日(日)までの10日間開催されます。ハモニカ横丁を中心に吉祥寺を代表する人気店・銘店が全30店舗参加し、世界各国のビールやクラフトビールと各店自慢のペアリングフードを楽しめます。全国のビアフェス情報はビアフェス2026日程一覧|全国主要イベント完全ガイドでもまとめています(情報元:PR TIMES/STRAIGHT PRESS)。

「浜松クラフトビールフェス2026」、今年は初の3日間開催で全国20ブルワリーが集結

静岡県浜松市のギャラリーモール「ソラモ」で、10月2日から4日までの3日間「浜松クラフトビールフェス2026」が開催されました。昨年までより開催日数を増やし、全国から20ブルワリーが出店する規模に拡大しており、仕事帰りに立ち寄れる駅近立地も人気を後押ししています(情報元:news.at-s.com/dメニューニュース)。

京都駅直結の会場で「クラフトビールフェス」開催、ブルワリー8社が2日間限定で集結

京都駅に直結する施設で、ブルワリー8社が2日間限定で集まる「クラフトビールフェス」が入場無料で開催されました。駅直結という好立地を生かし、気軽に立ち寄れるイベントとして企画されています(情報元:Lmaga.jp)。

カギヤブルワリー、「東京クラフトフェスティバル’26」のB&Bフェスに出店

カギヤブルワリーが、10月3日・4日に東京都稲城市のGIANTS TOWN STADIUMで開催された「東京クラフトフェスティバル’26」内のB&Bフェスに出店しました。スポーツ施設を会場にした大型フェスへの出店は、クラフトビールの新しい販路開拓の一例です(情報元:PR TIMES)。

兵庫県三田市で「UNBY クラフトビール&キャンプ」が10月24日・25日に開催予定

兵庫県三田市で、クラフトビールとキャンプを組み合わせたイベント「UNBY クラフトビール&キャンプ」が10月24日・25日に開催されることが発表されました。自然の中でクラフトビールと食事を楽しむアウトドア型イベントとして、秋のレジャーシーズンに向けた企画です(情報元:PR TIMES)。

業界トレンド

10月の酒税法改正、山形・埼玉のメーカーからは価格転嫁の難しさを懸念する声

先週に続き、10月の酒税法改正に関する地域の反応が報じられました。山形・米沢市では、ビールの税率が下がる一方で製造コストの増加により価格を下げにくいとの声が上がっているほか、埼玉県の酒造メーカーからも酒税改正の影響を懸念する声がNHKニュースで伝えられています。酒税改正の仕組みについてはビール値上げはいくら?2026年10月酒税改正の全真実で詳しく解説しています(情報元:Yahoo!ニュース/NHKニュース)。

泉佐野市、「ふるさと納税3.0」で65億円を集めヤッホーブルーイングを誘致した舞台裏

ふるさと納税寄付額で日本一になったこともある大阪府泉佐野市が、企業と自治体が共同でプロジェクトを立ち上げる「ふるさと納税3.0」という仕組みを使い、約65億円の寄付を集めてヤッホーブルーイングの新醸造所を誘致した経緯がITmediaで詳しく報じられました。建設投資をほぼかけずに企業誘致を実現した手法は、自治体とクラフトビール事業者の新しい連携モデルとして注目されます(情報元:Yahoo!ニュース)。

カギヤブルワリー、ブランド10周年を前にロゴを一新

カギヤブルワリーが、ブランド10周年を迎えるのを前にロゴデザインを一新し、10月13日に武蔵小杉店で新ロゴをお披露目することが発表されました。今週は性格診断のリニューアルや代官山コラボビールの発売など、同ブランドの話題が相次いでおり、10周年に向けたブランディング強化の動きが本格化しています(情報元:PR TIMES)。

飲料・食品の濾過システム市場、CAGR7.40%の成長見込みと予測

産業用の食品・飲料濾過システム市場について、今後の年平均成長率(CAGR)が7.40%になるとの予測が報じられました。クラフトビールを含む飲料業界全体の生産体制向上を支える周辺機器市場の拡大が見込まれており、醸造設備への投資動向を占ううえでも参考になる数字です(情報元:pando.life)。

今週のまとめと来週の注目点

今週は、奈良「MUGEN Brewing」や新横浜のシェア型フードホールなど、新規ブルワリーの開業ラッシュが目立つ一週間でした。関西空港対岸に生まれたヤッホーブルーイングの新醸造所と、それを誘致した泉佐野市の「ふるさと納税3.0」の仕組みは、自治体とクラフトビール事業者の連携モデルとして示唆に富む事例といえます。

イベント面では、吉祥寺ワールドビアフェスが10回目の節目を迎え、浜松クラフトビールフェスも初の3日間開催に拡大するなど、秋のビアフェスシーズンが一段と盛り上がりを見せました。新商品では、モルトかすを生かしたグラノーラや犬用おやつなど、副産物を活用したサステナブルな商品開発の動きが複数の事業者から同時に報じられたのも今週の特徴です。

来週の注目点は次の通りです。

  • 10月施行の酒税法改正後、各地の価格改定の実際の動きと消費者の反応
  • 吉祥寺ワールドビアフェス開幕後の来場動向と各店舗の企画内容
  • モルトかすなど副産物活用商品の広がりと新規参入事業者の動き

秋のビアシーズンが本格化するなか、来週も全国各地の動きを追っていきます。

参考記事


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