今週のクラフトビールニュースまとめ【9/21–9/27】

今週のクラフトビールニュースまとめ【9/21--9/27】 未分類

今週(2026年9月21日〜27日)は、いよいよ10月に迫った酒税法改正が大きな話題となりました。ビールは値下がりする一方で発泡酒・第3のビールは値上がりするという逆転現象が各地のメディアで取り上げられ、クラフトビールメーカーの価格戦略にも影響が及んでいます。並行して、大阪・川崎・奥多摩・金沢など全国各地でビアフェスの開催が相次ぎ、山口のカボチャビールや保護猫支援のコラボ商品など、ご当地色の強い新商品も目立った一週間でした。今週のクラフトビールニュースをカテゴリ別にまとめてお届けします。

前回(week38)のまとめはこちらから確認できる。

  1. 今週のトピックス一覧
  2. 新ブルワリー・出店
    1. 横須賀「GRANDLINE BREWING」がオープン3周年、記念の新ビールをお披露目
    2. 仙台エキナカに、NYで学んだ「自由な酒」を醸す小さな醸造所
    3. アンハイザー・ブッシュ、米コロラド州の醸造所に2,300万ドルを投資
  3. 新商品・限定醸造
    1. トリイ堂醸造、コラボビール「前日光GOLD」を瓶で商品化
    2. 鎌倉ビール×BAM鎌倉、シャーロック・ホームズをモチーフにしたエールビールが誕生
    3. 山口特産のカボチャを使った国内初とみられるカボチャビールが登場
    4. 礒金醸造、阿知須特産カボチャを使った「くりまさるビール」の販売開始
    5. 川崎ブレイブサンダース、クラフトビールシリーズ第3弾でブランド初のノンアルコールビールを発売
    6. カギヤブルワリー、ハネムーンの語源とも言われるはちみつの酒「ミード」を紹介
    7. 「ピースニャンコクラフト第2弾」、猫の手グラスで保護猫支援の輪を広げる
  4. ビアフェス・イベント
    1. JR大阪駅直結の商業施設に全国のクラフトビールが集結、入場無料
    2. KITTE大阪でクラフトビール&りんご酒を楽しむ人気イベントが開催
    3. 神奈川14ブルワリーが川崎に集結、「KAWASAKI STYLE PARK 2026」に2日間で約2,000人が来場
    4. 「OKUTAMA BEER FEST 2026」開催、国内各地のブルワリーと地域フード・マルシェが奥多摩に集結
    5. 栃木県下野市で「オクトーバーフェスト」が9月27日開催、市内外のクラフトビールを堪能
    6. 和歌山・本町公園で「サタデーナイトビアー」開催、8醸造所がクラフトビールを提供
    7. 石川・金沢市で「クラフトビア金沢」開催、地ビールと料理を堪能
    8. 愛媛・西条市で「酒蔵マルシェ」開催、地酒とクラフトビールを飲み比べ
    9. 武蔵野線エリアの西浦和・南浦和・東所沢・新座で楽しめる個性派クラフトビール4選が紹介
    10. 山口・岩国で日本酒とクラフトビールが共演、商店街の賑わいと錦川清流線の利用促進を後押し
  5. 業界トレンド
    1. 10月の酒税法改正で「ビールは値下げ、発泡酒・第3のビールは値上げ」の逆転現象に
    2. 山形県でも10月の酒税一本化を受け、クラフトビールメーカーが値上げへ
    3. 飲料用カーボネーター市場、2035年に向けクラフト飲料・家庭用炭酸需要が成長を加速との予測
  6. 今週のまとめと来週の注目点
  7. 参考記事

今週のトピックス一覧

カテゴリ 主なニュース 件数
新ブルワリー・出店 横須賀「GRANDLINE BREWING」3周年新ビール、仙台エキナカの小さな醸造所、アンハイザー・ブッシュのColorado醸造所投資 3件
新商品・限定醸造 鹿沼「前日光GOLD」商品化、鎌倉ビール×BAM鎌倉のシャーロック・ホームズ風エール、山口のカボチャビール、川崎ブレイブサンダースのノンアルコールビールほか 6件
ビアフェス・イベント 大阪駅直結施設・KITTE大阪のフェス、川崎「KAWASAKI STYLE PARK 2026」、「OKUTAMA BEER FEST 2026」、下野「オクトーバーフェスト」、金沢「クラフトビア金沢」ほか全国10件 10件
業界トレンド 10月酒税法改正によるビール値下げ・発泡酒値上げ、山形メーカーの値上げ対応、飲料用カーボネーター市場の拡大予測 3件

新ブルワリー・出店

横須賀「GRANDLINE BREWING」がオープン3周年、記念の新ビールをお披露目

神奈川県横須賀市の三笠公園近くにあるクラフトビール醸造所「GRANDLINE BREWING」が、オープン3周年を記念して新しいビールをお披露目したことが報じられました。地域に根ざしたブルワリーが節目の年を新作でアピールする動きは各地で見られる傾向であり、横須賀エリアのクラフトビールシーンの定着ぶりがうかがえます(情報元:地域ニュースサイト号外NET)。

仙台エキナカに、NYで学んだ「自由な酒」を醸す小さな醸造所

仙台駅構内に、東京大学出身の醸造家がニューヨークで学んだ知見を生かして立ち上げた小さな醸造所があることが朝日新聞で紹介されました。既存の枠にとらわれない自由な発想のビール造りをコンセプトに掲げており、都市部の駅ナカという立地を生かした新しいブルワリーの形として注目されます(情報元:朝日新聞)。

アンハイザー・ブッシュ、米コロラド州の醸造所に2,300万ドルを投資

世界最大手のビールメーカーであるアンハイザー・ブッシュが、米コロラド州の醸造所に2,300万ドルを投資すると発表されたことが海外メディアで報じられました。大手メーカーによる生産設備への大型投資は、クラフトビールを含むビール市場全体の需要動向を占ううえでも参考になる動きです(情報元:Investing.com)。

新商品・限定醸造

トリイ堂醸造、コラボビール「前日光GOLD」を瓶で商品化

栃木県鹿沼市のトリイ堂醸造が、コラボレーション企画で生まれた「前日光GOLD」を瓶入り商品として発売したことが下野新聞社で報じられました。地域とのコラボレーションを瓶詰め商品として定着させる動きは、ご当地クラフトビールのブランド展開の一例といえます(情報元:下野新聞社)。

鎌倉ビール×BAM鎌倉、シャーロック・ホームズをモチーフにしたエールビールが誕生

鎌倉ビールとBAM鎌倉が初めてコラボレーションし、シャーロック・ホームズをモチーフにしたエールビールを9月23日に発売しました。文学作品やキャラクターとのコラボは若年層やファン層への訴求力が高く、鎌倉エリアならではの文化発信型商品として話題になっています(情報元:Infoseek)。

山口特産のカボチャを使った国内初とみられるカボチャビールが登場

山口県特産の品種を使った、国内初とみられるカボチャビールが登場したことが報じられました。優しい味わいが特徴とされており、ハロウィンシーズンに向けた季節限定商品としての需要も見込めそうです(情報元:Infoseek)。

礒金醸造、阿知須特産カボチャを使った「くりまさるビール」の販売開始

山口県の礒金醸造が、阿知須特産のカボチャを使用した「くりまさるビール」の販売を開始したことが宇部日報で報じられました。「甘くて爽やか」な味わいが特徴とされ、地域の農産物を生かしたご当地ビールとして人気を集めそうです(情報元:宇部日報)。

川崎ブレイブサンダース、クラフトビールシリーズ第3弾でブランド初のノンアルコールビールを発売

バスケットボールチーム「川崎ブレイブサンダース」とのコラボレーションによるクラフトビールシリーズの第3弾が発売され、ブランド初となるノンアルコールビールが新たに加わりました。スポーツ観戦とクラフトビールを組み合わせたファン向け商品展開が続いており、ノンアルコール市場への広がりも見て取れます。ノンアルコールクラフトビールの製法や選び方についてはノンアルコールクラフトビールとは?製法・注目銘柄・選び方を醸造の視点で解説【2026年版】でも詳しく解説しています(情報元:ニコニコニュース/MANTANWEB)。

カギヤブルワリー、ハネムーンの語源とも言われるはちみつの酒「ミード」を紹介

カギヤブルワリーが手がける、はちみつを原料にした酒「ミード」が取り上げられました。「ハネムーン」という言葉の語源になったとも言われる歴史あるスタイルで、クラフトビール醸造所がビール以外の発酵酒にも取り組む事例として興味深い動きです(情報元:ニコニコニュース)。

「ピースニャンコクラフト第2弾」、猫の手グラスで保護猫支援の輪を広げる

クラフトビールと猫の手をモチーフにしたグラスをセットにし、売上の一部で保護猫を支援する「ピースニャンコクラフト第2弾」の支援募集が始まりました。動物保護とクラフトビールを掛け合わせたクラウドファンディング型の企画で、社会貢献を切り口にしたファン獲得の手法として注目されます(情報元:Infoseek)。

ビアフェス・イベント

JR大阪駅直結の商業施設に全国のクラフトビールが集結、入場無料

JR大阪駅に直結する商業施設で、全国各地のクラフトビールが一堂に会するイベントが開催され、入場無料で楽しめると報じられました。グルメやりんごのお酒なども提供され、ターミナル駅という好立地を生かした集客企画になっています(情報元:kobe-journal.com)。

KITTE大阪でクラフトビール&りんご酒を楽しむ人気イベントが開催

大阪の商業施設KITTE大阪で、クラフトビールとりんご酒を楽しめる人気イベントが入場無料で開催されました。都市部の商業施設を舞台にしたビアイベントは集客力が高く、継続的な開催が期待されます(情報元:pretty-online.jp)。

神奈川14ブルワリーが川崎に集結、「KAWASAKI STYLE PARK 2026」に2日間で約2,000人が来場

神奈川県内の14ブルワリーが川崎に集結したフェス「KAWASAKI STYLE PARK 2026」が開催され、2日間で約2,000人が来場したことがPR TIMESで報告されました。地域内のブルワリーを横断的に紹介する大型フェスとして、神奈川エリアのクラフトビールシーンの盛り上がりを示す結果となりました(情報元:PR TIMES)。

「OKUTAMA BEER FEST 2026」開催、国内各地のブルワリーと地域フード・マルシェが奥多摩に集結

東京都奥多摩町で、国内各地のブルワリーと地域のフード・マルシェが集結する「OKUTAMA BEER FEST 2026」が開催されました。自然豊かなロケーションを生かしたビアフェスとして、都心からのアクセスの良さも相まって人気を集めそうです(情報元:PR TIMES)。

栃木県下野市で「オクトーバーフェスト」が9月27日開催、市内外のクラフトビールを堪能

栃木県下野市で今年も「オクトーバーフェスト」が9月27日に開催され、市内外のクラフトビールなどを楽しめると報じられました。本場ドイツの秋祭りにちなんだオクトーバーフェストは全国各地で定番化しており、開催の背景や楽しみ方についてはオクトーバーフェスト日本ガイド|歴史・会場・楽しみ方を徹底解説も参考になります(情報元:下野新聞デジタル)。

和歌山・本町公園で「サタデーナイトビアー」開催、8醸造所がクラフトビールを提供

和歌山市の本町公園で「サタデーナイトビアー」が開催され、8つの醸造所がクラフトビールを提供したことが和歌山経済新聞などで報じられました。来場者が醸造所のスタッフと直接ビールの相談ができる交流の場としても機能しており、地域密着型フェスの好例です(情報元:みんなの経済新聞ネットワーク/和歌山経済新聞)。

石川・金沢市で「クラフトビア金沢」開催、地ビールと料理を堪能

石川県金沢市で「クラフトビア金沢」が開催され、地ビールと料理をあわせて楽しめるイベントとして日テレNEWS NNN系列で紹介されました。ご当地グルメとクラフトビールを組み合わせた地域フェスの定番フォーマットが北陸エリアでも定着しつつあります(情報元:日テレNEWS NNN)。

愛媛・西条市で「酒蔵マルシェ」開催、地酒とクラフトビールを飲み比べ

愛媛県西条市で「酒蔵マルシェ」が開催され、地元の名水で仕込まれた地酒とクラフトビールを飲み比べられるイベントとして報じられました。日本酒とクラフトビールを横断的に楽しめる企画は、両ジャンルのファン層を相互に取り込む機会になっています(情報元:FNNプライムオンライン)。

武蔵野線エリアの西浦和・南浦和・東所沢・新座で楽しめる個性派クラフトビール4選が紹介

埼玉県内の武蔵野線沿線、西浦和・南浦和・東所沢・新座エリアで楽しめる個性派クラフトビールの店舗4選がウォーカープラスで紹介されました。都心から少し離れた沿線エリアのクラフトビールスポットを掘り起こす特集として、地域探訪型のコンテンツが引き続き人気であることがうかがえます(情報元:Yahoo!ニュース)。

山口・岩国で日本酒とクラフトビールが共演、商店街の賑わいと錦川清流線の利用促進を後押し

山口県岩国市で、世界に誇る日本酒と個性あふれるクラフトビールを組み合わせたイベントが開催され、商店街の賑わいづくりとローカル線「錦川清流線」の利用促進を狙った取り組みとして報じられました。地域交通機関とクラフトビールを組み合わせた地方創生型の企画として注目されます(情報元:Yahoo!ニュース)。

業界トレンド

10月の酒税法改正で「ビールは値下げ、発泡酒・第3のビールは値上げ」の逆転現象に

10月から施行される酒税法改正により、ビールは1本あたり約9円値下がりする一方、発泡酒と第3のビールは約7円値上がりすることが各地のメディアで報じられました。これまでビールが選ばれにくかった価格差が縮小することで、クラフトビールもこれまでより身近な存在になる可能性があると指摘されています。酒税改正の詳しい仕組みについてはビール値上げはいくら?2026年10月酒税改正の全真実で詳しく解説しています(情報元:Yahoo!ニュース/FNNプライムオンライン)。

山形県でも10月の酒税一本化を受け、クラフトビールメーカーが値上げへ

山形県内のクラフトビールメーカーが、10月の酒税一本化を受けて値上げに踏み切ることがYTS山形テレビで報じられました。全国的な酒税改正の影響は地域の中小メーカーにも及んでおり、原材料費の高騰とあわせて価格戦略の見直しを迫られている実態がうかがえます(情報元:Yahoo!ニュース)。

飲料用カーボネーター市場、2035年に向けクラフト飲料・家庭用炭酸需要が成長を加速との予測

飲料に炭酸を加えるカーボネーター機器の市場について、2035年に向けてクラフト飲料や家庭用炭酸水需要の高まりを背景に成長が加速するとの予測がIndexBoxから発表されました。クラフトビール人気の広がりが周辺機器市場にも波及している様子がうかがえ、市場全体の伸びについてはクラフトビール市場規模の最新動向|日本の醸造所数・成長率・将来予測を徹底解説も参考になります(情報元:IndexBox)。

今週のまとめと来週の注目点

今週最大のトピックスは、10月から施行される酒税法改正です。ビールが値下がりし発泡酒・第3のビールが値上がりするという価格の逆転現象は、クラフトビールにとって追い風になり得る一方、山形の事例のように原材料費高騰とあわせて値上げに踏み切るメーカーも出てきており、地域や事業者によって対応が分かれている状況です。

イベント面では、大阪・川崎・奥多摩・金沢・和歌山・愛媛など全国各地でビアフェスの開催が相次ぎ、10月に本格化する秋のビアシーズンに向けた盛り上がりが感じられる一週間でした。新商品では山口県産カボチャを使った限定ビールや、スポーツチームとのコラボによるノンアルコールビールの新登場など、地域性とライフスタイルの多様化を反映した商品展開が目立ちました。

来週の注目点は次の通りです。

  • 10月の酒税法改正施行後、各社の実際の価格改定と消費者の反応
  • 各地で開催されるオクトーバーフェスト・ビアフェスの来場動向
  • ノンアルコールクラフトビールの新商品展開の広がり

秋のビアシーズンが本格化するなか、来週も全国各地の動きを追っていきます。

参考記事


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