今週のクラフトビールニュースまとめ【9/7–9/13】

今週のクラフトビールニュースまとめ【9/7--9/13】 未分類

今週(2026年9月7日〜13日)は、神奈川・藤沢で複数醸造所による協議会が発足するなど地域連携の動きが目立ったほか、フレッシュホップを使った季節限定IPAの解禁情報が相次ぎました。秋の行楽シーズンを迎え、ビアフェス・イベント情報も全国から続々と届いています。今週のクラフトビールニュースをカテゴリ別にまとめてお届けします。

前回(week36)のまとめはこちらから確認できる。

  1. 今週のトピックス一覧
  2. 新ブルワリー・出店
    1. 神奈川・藤沢の4醸造所が協議会を設立——「クラフトビールで街に活気を」
    2. 新潟・湯沢町にクラフトビール醸造所が誕生へ
    3. ヤッホーブルーイング、大阪に直結タンクの「体感型ブルワリー」新施設をオープン
    4. 宮城の老舗豆腐店がクラフトビール醸造所として再生
  3. 新商品・限定醸造
    1. 「長濱浪漫ビール」がフレッシュホップIPAを9月22日発売
    2. 稚内・ヤムワッカ醸造所が「宗谷の塩」を使った新商品をビアバーで先行提供
    3. 京都蜂蜜酒醸造所、ニュージーランド産マヌカハニーを100%使用した新作「The MEAD」
    4. 山梨県産「春日居の桃」を使った学生開発クラフトビール「ピモール」第3弾が完成
    5. 株式会社ファロ、廃棄される「いちじくの葉」を使った新作「Kaeru」をリリース
    6. 岩手・大船渡発、みちのく潮風トレイルPRビールが発売
  4. ビアフェス・イベント
    1. 新潟・見附「ビールと酒の祭典」が9月12・13日に本番開催
    2. 横浜「はまテラスクラフトビールフェス」が9月18日〜23日に開催
    3. エスコンフィールド「そらとしば」で秋の麦酒祭、18種類のビールが集結
    4. 茨城・ひたちなか市で初のビアフェス、飲酒運転防止のため駐車場ゼロ
    5. 宮崎ひでじビール、創業30周年「秋のむかばきビアフェスタ」を延岡で開催
    6. 「ビア・ブラボー!+plus」がKITTE大阪に帰ってくる
    7. 御殿場高原・時之栖で「Beer Kingdom」がシルバーウィークに開幕
    8. 「クラフトビール ジャパンホップフェスト2026 in SVB東京」11月開催、予約受付を開始
    9. NEWoMan横浜で横浜クラフトブルワリー6社集結の飲み放題イベントを10月3日開催
  5. 業界トレンド
    1. クラフトビール世界市場、2032年までの成長予測レポートが公開
    2. 横須賀ビールが国際大会で部門最高賞を受賞
    3. デザートビール部門で長期熟成バーレーワインが最高金賞を受賞
  6. 今週のまとめと来週の注目点
  7. 参考記事
  8. 関連記事

今週のトピックス一覧

カテゴリ 主なニュース 件数
新ブルワリー・出店 藤沢4醸造所が協議会設立、湯沢町に新醸造所、ヤッホーブルーイング大阪に体感型施設、宮城の豆腐店が醸造所に再生 4件
新商品・限定醸造 長濱浪漫ビールのフレッシュホップIPA、宗谷の塩を使った新商品、桃のクラフトビール「ピモール」第3弾ほか 6件
ビアフェス・イベント 見附「ビールと酒の祭典」、はまテラスクラフトビールフェス、ジャパンホップフェスト予約開始ほか全国9件 9件
業界トレンド クラフトビール世界市場予測2032年まで、横須賀ビールが国際大会最高賞、デザートビール部門で最高金賞 3件

新ブルワリー・出店

神奈川・藤沢の4醸造所が協議会を設立——「クラフトビールで街に活気を」

神奈川県藤沢市内で活動する4つのクラフトビール醸造所が、業界団体として協議会を設立したことが報じられました。単独の醸造所では難しい情報発信や地域イベントの企画を、複数の醸造所が連携して進める狙いがあるとみられます。神奈川県はブルワリー数が全国でも上位に入るクラフトビール激戦区であり、横浜のクラフトビール醸造所・タップルーム完全ガイドでも紹介している通り、県内各地で醸造所同士のつながりが強まっています。醸造所単体の魅力発信から、エリア全体でのブランディングへと軸足を移す動きは、今後ほかの地域にも波及しそうです。

新潟・湯沢町にクラフトビール醸造所が誕生へ

新潟県湯沢町に、新たなクラフトビール醸造所が開業することが県内特派員のレポートとして伝えられました。湯沢町はスキーリゾートとして知られ、観光シーズンの需要を見込んだ醸造所開業とみられます。新規に醸造所を立ち上げるには醸造免許の取得が欠かせず、審査には一定の期間を要します。開業を検討している読者は醸造免許の取得方法を完全解説やクラフトビール開業に必要な資格と免許もあわせて参考にしてほしいところです。

ヤッホーブルーイング、大阪に直結タンクの「体感型ブルワリー」新施設をオープン

長野県のヤッホーブルーイングが大阪に新施設を開設し、タンクに直結した状態でビールを味わえる“体感型ブルワリー”として話題を集めています。通常のタップルームとは異なり、醸造タンクとの距離が近い臨場感のある体験を売りにしている点が特徴です。醸造所を身近に感じられる施設の広がりについてはタップルームとは?醸造所直営バーの楽しみ方完全ガイドでも解説しています。

宮城の老舗豆腐店がクラフトビール醸造所として再生

宮城県内のかつて栄えた商店街で、地域に長く愛されてきた豆腐店がクラフトビール醸造所へと生まれ変わったことが紹介されました。豆腐づくりで培われた発酵の知見を、ビール醸造という新たな形で地域に還元する取り組みです。空洞化が進む商店街の再生策として、クラフトビール醸造所が果たす役割は各地で注目されています。

新商品・限定醸造

「長濱浪漫ビール」がフレッシュホップIPAを9月22日発売

滋賀県の長濱浪漫ビールが、限定醸造ビール「Nagahama Fresh Hop IPA(ナガハマフレッシュホップIPA)」を2026年9月22日より数量限定で販売すると発表しました。フレッシュホップは収穫直後の生ホップをそのまま仕込みに使う季節限定の製法で、香りの華やかさが際立つのが特徴です。ホップの扱いについて詳しく知りたい方はクラフトビールのホップとは?醸造家が教える役割・選び方も参考になります。

稚内・ヤムワッカ醸造所が「宗谷の塩」を使った新商品をビアバーで先行提供

北海道稚内市のヤムワッカ醸造所が、地元・宗谷の塩を原料に使った新商品を開発し、ビアバーでの先行提供を始めたことが報じられました。地域の特産品を醸造プロセスに取り入れることで、土地の個性を一杯に凝縮する試みです。

京都蜂蜜酒醸造所、ニュージーランド産マヌカハニーを100%使用した新作「The MEAD」

京都蜂蜜酒醸造所が、希少なニュージーランド産マヌカハニーを100%使用したミード(蜂蜜酒)の新作「The MEAD」を発表しました。上質な余韻を楽しめる仕上がりとされており、ビールとは異なる醸造酒としてクラフトビール好きの新たな選択肢になりそうです。

山梨県産「春日居の桃」を使った学生開発クラフトビール「ピモール」第3弾が完成

山梨県産の桃「春日居の桃」を活用したクラフトビール「ピモール」の第3弾が、学生と地元企業・行政による産学官連携のもと完成しました。地域活性化を目的としたプロジェクトとして継続的に商品化されており、桃を使ったクラフトビールに関心のある方はクラフトビール 桃のおすすめ10選もあわせてチェックしてほしいところです。

株式会社ファロ、廃棄される「いちじくの葉」を使った新作「Kaeru」をリリース

未利用資源の活用に取り組む株式会社ファロが、本来捨てられてしまう「いちじくの葉」を原料に使ったクラフトビール「Kaeru」を発売しました。食品ロスや農業廃棄物を価値ある製品に転換するアップサイクルの発想は、環境意識の高まりを背景にクラフトビール業界でも広がりを見せています。

岩手・大船渡発、みちのく潮風トレイルPRビールが発売

岩手県大船渡市の合同会社が、みちのく潮風トレイルをPRするビールを発売しました。苦みがしっかりとしながら、かんきつ類や松を思わせる後味が特徴とされています。地域の観光資源をビールというかたちで発信する取り組みが東北エリアでも広がっています。

ビアフェス・イベント

新潟・見附「ビールと酒の祭典」が9月12・13日に本番開催

新潟県見附市で開かれる「ビールと酒の祭典」が9月12日・13日に本番を迎えました。八十里越を通じて新潟と会津をつなぐというコンセプトのもと、下田・弥彦からもブルワリーが出店し、地域を超えた交流の場となっています。

横浜「はまテラスクラフトビールフェス」が9月18日〜23日に開催

横浜で人気の「はまテラスクラフトビールフェス」が、9月18日(金)から23日(水・祝)までの日程で開催されます。シルバーウィークの行楽先として、多くのクラフトビールファンが訪れる恒例イベントとなっています。

エスコンフィールド「そらとしば」で秋の麦酒祭、18種類のビールが集結

北海道ボールパーク「エスコンフィールド北海道」内の「そらとしば」で、9月12日・13日に「秋の麦酒祭」が開催されました。18種類ものクラフトビールが用意され、野球観戦とあわせて秋のビアシーズンを楽しむファンでにぎわいました。

茨城・ひたちなか市で初のビアフェス、飲酒運転防止のため駐車場ゼロ

茨城県ひたちなか市で、市として初めてとなるビアフェスが開催されました。飲酒運転を防ぐため、あえて駐車場を設けない運営方針を採用した点が特徴で、地域の安全意識とビールイベントを両立させる工夫として注目されています。

宮崎ひでじビール、創業30周年「秋のむかばきビアフェスタ」を延岡で開催

創業30周年を迎えた宮崎ひでじビールが、延岡で「秋のむかばきビアフェスタ」を開催しました。全国各地から集まったクラフトビールを味わえる秘境フェスとして、地ビールならではの魅力を発信するイベントとなっています。

「ビア・ブラボー!+plus」がKITTE大阪に帰ってくる

今春に続き、人気クラフトビールフェス「ビア・ブラボー!」がKITTE大阪で「ビア・ブラボー!+plus」として開催されます。都心の商業施設を舞台にしたイベントとして、幅広い層への訴求が期待されています。

御殿場高原・時之栖で「Beer Kingdom」がシルバーウィークに開幕

静岡県の御殿場高原・時之栖で、ビールの祭典「Beer Kingdom」がシルバーウィークに開幕しました。夏の終わりから秋にかけて、屋外でクラフトビールを楽しめる季節イベントとして定着しつつあります。

「クラフトビール ジャパンホップフェスト2026 in SVB東京」11月開催、予約受付を開始

2026年11月7日(土)・8日(日)に開催される「クラフトビール ジャパンホップフェスト2026 in SVB東京」の予約受付が始まりました。ホップにフォーカスしたイベントとして、秋の恒例フェスに定着しつつあります。

NEWoMan横浜で横浜クラフトブルワリー6社集結の飲み放題イベントを10月3日開催

横浜駅直結のNEWoMan横浜のビアガーデンで、横浜のクラフトブルワリー6社が集結する飲み放題イベントが10月3日(土)に開催されることが発表されました。横浜のクラフトビール醸造所・タップルーム完全ガイドでも紹介している通り、横浜は国内屈指のブルワリー集積エリアであり、都心からアクセスしやすい立地を生かしたイベントとして人気を集めそうです。

業界トレンド

クラフトビール世界市場、2032年までの成長予測レポートが公開

クラフトビール市場について、製品タイプ・アルコール度数・フレーバータイプ・消費者の年齢層・包装・流通チャネル別に、2026年から2032年までの世界市場を予測する調査レポートが公開されました。多角的な切り口での市場分析は、業界の成長戦略を考えるうえで参考になる材料です。

横須賀ビールが国際大会で部門最高賞を受賞

神奈川県の横須賀ビールが、国際的な品評会で部門最高賞を受賞したと報じられました。国内の地ビールが世界の舞台で高く評価される事例が続いており、日本のクラフトビールが世界一!浦和「URAWA CITY ALE」がWBA2026を制覇した理由でも取り上げた通り、日本のクラフトビール醸造技術の国際的な評価は年々高まっています。

デザートビール部門で長期熟成バーレーワインが最高金賞を受賞

国内の品評会「ベストニッポン」のベスト・デザートビール部門で、長期熟成させたバーレーワインが最高金賞を受賞しました。デザートワインのように食後酒として楽しめる響き合いが評価されたとされ、長期熟成という手間をかけたクラフトビールの価値が改めて認められた形です。

関連記事: 今週のクラフトビールニュースまとめ【9/14–9/20】

今週のまとめと来週の注目点

今週は、神奈川・藤沢での醸造所協議会設立に代表されるように、単独の醸造所ではなく地域単位でクラフトビール文化を育てようという動きが目立った一週間でした。あわせて、フレッシュホップIPAや桃を使ったご当地ビールなど、季節と地域性を掛け合わせた新商品も相次いで発表されています。

イベント面では、シルバーウィークを見据えたビアフェスの開催・告知ラッシュが続きました。横須賀ビールやデザートビール部門での受賞など、国内クラフトビールの品質の高さを裏付けるニュースも印象的でした。

来週の注目点は次の通りです。

  • 藤沢の醸造所協議会が具体的にどのような施策を打ち出すか
  • 各地シルバーウィークのビアフェスの来場者動向
  • フレッシュホップシーズンの新商品ラインアップの広がり

秋のビアシーズン本番に向けて、来週も全国各地の動きを追っていきます。

参考記事



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