最終更新: 2026-09-17
ビールとトマトジュースを1対1で混ぜるだけで、ビール特有の苦味がトマトの酸味とうま味でまろやかになり、飲みやすいビアカクテル「レッドアイ」になります。材料はビールとトマトジュースの2つだけ、混ぜて完成という手軽さも魅力です。アルコール度数もビール単体より低くなるため、ビールの苦味が少し苦手な人や、食事と一緒に軽めのお酒を楽しみたい人に向いています。この記事では、レッドアイの黄金比と作り方3ステップ、失敗しないコツ、アレンジレシピ、そして同じ低アルコール系ビアカクテルである「シャンディガフ」との違いまで、クラフトビール専門メディアの視点でまとめて解説します。
レッドアイとは?ビールとトマトジュースで作るビアカクテルの基本

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 分類 | ビアカクテル(ビールベースのミックスドリンク) |
| 基本の比率 | ビール:トマトジュース=1:1 |
| アルコール度数の目安 | 約2.5%(ビール度数5%前後を1:1で割った場合) |
| 名前の由来 | 複数の説がある(後述) |
| 主な材料 | ビール、トマトジュース(食塩無添加が定番) |
レッドアイの基本材料はビールとトマトジュースの2つだけです。たのしいお酒.jpによると、一般的なビールのアルコール度数は5%前後で、これをトマトジュースと1:1で割ると、アルコール度数はおおよそ2.5%程度まで下がります。ビールをそのまま飲むよりも口当たりが軽く、トマトの酸味がビールの苦味を和らげてくれるのが特徴です。
名前は「トマトジュース割り」ではなく「レッドアイ」
日本では「ビールの赤だし」「トマトビア」と呼ばれることもありますが、正式なカクテル名は「レッドアイ(Red Eye)」です。カゴメの公式レシピでも、材料には食塩無添加のトマトジュースが指定されており、トマトそのものの酸味と甘みを活かす配合が基本とされています。
レッドアイの作り方:始める前に知っておくこと

| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 所要時間 | 1〜2分 |
| 費用 | ビール1本+トマトジュース1本分(数百円程度) |
| 難易度 | ★☆☆(混ぜるだけ) |
| 必要なもの | ビール、トマトジュース(食塩無添加推奨)、グラス、マドラー |
レッドアイの作り方【3ステップ】
Step 1: ビールとトマトジュースを冷やしておく
カゴメの公式レシピでは、ビールとトマトジュースの両方を事前に冷蔵庫で冷やしておくことが推奨されています。トマトジュースを冷やしておくことで、注いだときの泡立ちを抑えられます。
Step 2: グラスにトマトジュースを先に注ぐ
日本ビール株式会社のコラムでは、グラスの半分程度までトマトジュースを先に注ぐ手順が紹介されています。先にビールを注いでしまうと、後からトマトジュースを加えたときに炭酸が抜けやすくなるため、注ぐ順番が仕上がりを左右します。
Step 3: ビールを静かに加えて軽くステアする
トマトジュースの上からビールをゆっくり注ぎ、炭酸が抜けないよう軽くステア(かき混ぜる)すれば完成です。勢いよく注ぐと泡立ちすぎるため、グラスの縁を伝わせるように静かに注ぐのがコツです。
失敗しないためのコツ・注意点
| よくある失敗 | 原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 泡立ちすぎて分離する | 常温のトマトジュースを使用、または勢いよく注いだ | 両方を事前に冷やし、グラスの縁を伝わせて静かに注ぐ |
| 塩味が強く感じる | 食塩入りのトマトジュースを使用 | まずは食塩無添加のトマトジュースで試し、好みで塩を後から加える |
| 味がぼやける | ビールとトマトジュースの比率が崩れている | 1:1を基本にして、少しずつ比率を調整する |
| 炭酸が抜けてしまう | ステアしすぎ、または注いでから時間を置きすぎた | 軽くステアする程度にとどめ、注いだらすぐに飲む |
味を変えるアレンジレシピ
日本ビール株式会社のコラムでは、物足りなさを感じたときの調整方法として、少量の塩・コショウ・レモン汁・タバスコを加えるアレンジが紹介されています。
| アレンジ | 加えるもの | 仕上がりの変化 |
|---|---|---|
| スパイシー仕立て | タバスコ数滴 | ピリッとした刺激が加わり、食欲をそそる味わいに |
| 爽やか仕立て | レモン汁少々 | 酸味が引き立ち、より軽やかな後味に |
| 塩気を足す | 塩・コショウ少々 | 味の輪郭がはっきりし、食事との相性が上がる |
シャンディガフとの違いは?低アルコール系ビアカクテル2種を比較
レッドアイとよく比較されるのが、ビールとジンジャーエールを混ぜる「シャンディガフ」です。どちらもビールの苦味を和らげ、アルコール度数を抑えられる点は共通していますが、味の方向性が異なります。
| 項目 | レッドアイ | シャンディガフ |
|---|---|---|
| 割るもの | トマトジュース | ジンジャーエール |
| 基本比率 | 1:1 | 1:1 |
| アルコール度数の目安 | 約2.5%(ビール5%を1:1で割った場合) | ビールより低い(ジンジャーエールの糖度により変動) |
| 味の方向性 | 酸味・うま味でまろやかに | 生姜の辛みと甘みで爽快に |
| 向いている人 | 食事と一緒に軽い酒を楽しみたい人 | 苦味が苦手で炭酸の爽快感がほしい人 |
ジンジャーエールを使ったシャンディガフの黄金比や作り方については、ビールとジンジャーエールの黄金比は?シャンディガフの作り方とコツで詳しく解説している。どちらも材料2つで作れる手軽さは共通するため、その日の気分でトマト系とジンジャー系を使い分けるのもおすすめだ。
レッドアイに合うビールの選び方
レッドアイはトマトジュースの酸味とうま味がビールの苦味を包み込む飲み方のため、苦味が強すぎないビールのほうが全体のバランスを取りやすくなります。
- クセの少ないラガー系:トマトジュースの酸味を邪魔せず、すっきりまとまりやすい
- 軽めのエール系:ほのかな香りがトマトの風味と相乗効果を生みやすい
- 苦味の強いIPA系:苦味とトマトの酸味がぶつかりやすく、バランスを取るにはトマトジュースの比率をやや多めにする調整が必要
普段飲んでいるクラフトビールのスタイルが分からない場合は、クラフトビールとは何かを先に確認しておくと、レッドアイに合わせやすいスタイルを選びやすくなる。
レッドアイの名前の由来・発祥に関する複数の説
レッドアイは由来・発祥地ともに諸説あり、はっきりとした定説はありません。編集部が確認できた主な説を整理すると次の通りです。
| 説 | 内容 |
|---|---|
| 二日酔いの目説 | 飲み過ぎた翌朝、二日酔いで血走った目のような色から名付けられたとする説(Wikipediaで紹介されている最も一般的な説) |
| 卵黄説 | 映画「カクテル」の原作小説で紹介された説で、赤いカクテルに沈めた卵黄が目玉のように見えることに由来するとされる |
| 沖縄発祥説 | アメリカ統治下の沖縄で「トマト・ビア」「レッド・ビア」と呼ばれていた飲み方が、観光客や米軍関係者を通じて日本本土に伝わり「レッドアイ」として定着したとする説 |
いずれも一次資料で完全に裏付けられた「正史」ではなく、複数のメディアで紹介されている説として整理したものです。名前の由来を断定的に語る記事も多いが、実際には諸説あることを知っておくと雑学として楽しめる。
よくある質問
Q1. レッドアイに使うトマトジュースは食塩入り・食塩無添加どちらがよいですか?
カゴメの公式レシピでは食塩無添加のトマトジュースが指定されています。まずは食塩無添加で試し、味の輪郭を強くしたい場合は少量の塩を後から加えて調整するとよいです。
Q2. アルコールを避けたい場合、ノンアルコールビールで代用できますか?
ノンアルコールビールとトマトジュースを混ぜれば、アルコールを含まない「モクテル版レッドアイ」として楽しめます。運転前や妊娠中など、アルコールを控えたい場面にも活用できる。
Q3. 市販の缶入りレッドアイはありますか?
一部メーカーからレッドアイ風のビアカクテル缶が販売されている時期がありますが、取り扱いは変動するため、購入したい場合はコンビニやスーパーの酒類コーナーで最新の取り扱い状況を確認してほしい。
関連記事: ビールとコーラの割り方は?ディーゼルの作り方とコツ【2026年版】
まとめ:レッドアイのポイント
- 基本の黄金比はビール:トマトジュース=1:1、アルコール度数は約2.5%が目安
- 作り方は「両方を冷やす」→「トマトジュースを先に注ぐ」→「ビールを静かに加えて軽くステア」の3ステップ
- 塩味を調整したい場合は食塩無添加のトマトジュースから試すのが失敗しないコツ
- 物足りないときはタバスコ・レモン汁・塩コショウでアレンジできる
- 苦味が強すぎないラガー系・軽めのエール系のビールと合わせやすい
同じ低アルコール系のビアカクテルを試したい場合は、ビールとジンジャーエールの黄金比は?シャンディガフの作り方とコツもあわせて読んでみてほしい。まずは手元のビールとトマトジュースで、1:1のレッドアイから試してみてはどうだろうか。
この記事はBrewHub編集部が執筆しました。BrewHubはクラフトビールに特化した専門メディアです。
詳しくは編集部についてをご覧ください。
参考情報
- Wikipedia「レッド・アイ」(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%A4 、確認日: 2026-09-17)
- たのしいお酒.jp「『レッドアイ』とは?ビールとトマトジュースで作るカクテルの魅力と作り方」(https://tanoshiiosake.jp/11732 、確認日: 2026-09-17)
- カゴメ株式会社公式レシピ「レッドアイ」(https://www.kagome.co.jp/products/recipe/15056/ 、確認日: 2026-09-17)
- 日本ビール株式会社「【レッド・アイ】」コラム(https://www.nipponbeer.jp/column/red-eye/ 、確認日: 2026-09-17)


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