横浜のおすすめブルワリー10選|ビール発祥の地で巡るクラフトビール

横浜のおすすめブルワリー10選|ビール発祥の地で巡るクラフトビール ブルワリー

最終更新: 2026-04-10

横浜市内には17を超えるクラフトビール醸造所が集積しており、「日本で最もブルワリーが密集する街」とも呼ばれています。実はこの横浜こそ、1869年に日本初のビール醸造所が誕生した「ビール発祥の地」です。歴史あるこの街で、どのブルワリーを訪れるべきか迷っている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、Google Mapsの評価データと実際の特徴をもとに、横浜で訪れるべきおすすめブルワリー10選を厳選して紹介します。まずブルワリー選びのポイントを解説し、次にエリア別の比較テーブルと各店舗の特徴、最後にモデルコースをお伝えします。

横浜がクラフトビールの聖地である理由

横浜とビールの関係は、150年以上前にさかのぼります。1869年(明治2年)、横浜山手に日本初のビール醸造所「ジャパン・ヨコハマ・ブルワリー」が開設されました。翌1870年には、ノルウェー系アメリカ人のウィリアム・コープランドが「スプリングバレー・ブルワリー」を開設。天沼の湧水を用いたビールは横浜在住の外国人に評判を呼び、東京や長崎にも出荷されるほどの人気を得ました。

このスプリングバレー・ブルワリーは後に「ジャパン・ブルワリー」として再出発し、1888年に「キリンビール」の名で販売を開始しています。つまり、横浜は日本のビール産業そのものの出発点なのです。

現在、横浜市内には「Yokohamaクラフトビールアソシエーション」に加盟する11醸造所を含め、17以上のブルワリーが拠点を構えています。関内・みなとみらい・白楽・戸塚と、エリアごとに個性的な醸造所が点在しているのが横浜ならではの魅力です。

横浜ブルワリーの選び方:楽しみ方に合わせた3つの基準

横浜のブルワリーは数が多いため、自分の楽しみ方に合った店を選ぶことが大切です。以下の3つの基準を参考にしてください。

選ぶ基準 チェックポイント
醸造所併設か、ビアバーか 「造っている現場を見たい」なら醸造所併設型を選ぶ。タップ数重視ならビアバー型が充実
エリアとアクセス 関内エリアは徒歩圏内に集中。みなとみらいは観光とセットで楽しめる
得意なビアスタイル ラガー系ならベイブルーイング、IPA系ならREVO、多彩なスタイルなら横浜ビールが定番

初めて横浜のブルワリーを巡る方は、まず関内エリアの3軒(横浜ビール・ベイブルーイング・里武士)を回るのがおすすめです。徒歩10分圏内に集中しているため、1日で効率よく巡れます。

横浜ブルワリーおすすめ10選|Google Maps評価データ付き比較表

Google Maps調べ(2026年4月時点)のデータをもとに、横浜市内およびその近郊のブルワリー10選を比較表にまとめました。

ブルワリー名 エリア 評価 口コミ数 タイプ 得意スタイル
横浜ビール本店レストラン UMAYA 関内 4.2 877件 醸造所併設レストラン 多ジャンル
REVO BREWING みなとみらい 4.1 583件 ブルーパブ(220席) アメリカン
横浜ベイブルーイング 関内本店 関内 4.3 498件 ブルーパブ ラガー・ピルスナー
CRAFT BEER BAR IBREW YOKOHAMA 横浜駅西口 4.4 278件 ビアバー セレクトタップ
Sakura Taps 関内 4.4 232件 ビアバー&カフェ セレクトタップ
254BeeR & Restaurant 白楽 4.4 168件 ブルーパブ 多ジャンル
里武士 馬車道 関内 4.6 151件 ブルーパブ 和テイスト
横浜ビール醸造所 関内 4.3 98件 醸造所(スタンド併設) 地産地消
横浜ベイブルーイング 戸塚工場 戸塚 4.4 45件 醸造所 ラガー
THRASHZONE反町ブルワリー 反町 4.6 35件 醸造所 個性派エール

この比較表は口コミ数順に並べています。口コミ数が多い店舗は来客数も多く、初心者でも入りやすい傾向にあります。一方、評価が高い里武士やTHRASHZONEは、クラフトビール好きの間で根強いファンがいる「通好み」の店舗です。

【関内エリア】歴史と醸造が交差するクラフトビールの中心地

関内エリアは横浜ブルワリー巡りの中心地です。徒歩圏内に5軒以上のブルワリーやビアバーが集中しています。

横浜ビール本店レストラン UMAYA

横浜ビールは1999年創業の老舗ブルワリーで、横浜産ホップや季節の農産物を取り入れた「地産地消」のビール造りが特徴です。1階のビアスタンドでは1杯から気軽に試せるため、ブルワリー巡りの最初の1軒として最適です。

項目 詳細
住所 神奈川県横浜市中区住吉町6-68-1 横浜関内地所ビル 1F・2F
アクセス JR関内駅北口 徒歩5分
定番ビール 横浜ラガー、横浜ウィート、ピルスナー
席数 約80席(レストラン2F)

横浜ビールでは「ヨコビゲストタップ」プロジェクトとして、横浜市内の他の醸造所のビールもゲストタップで提供しています。1軒で複数のブルワリーの味を比較できるのは、ここならではの体験です。

横浜ベイブルーイング 関内本店

「世界一のピルスナー造り」を目標に掲げるベイブルーイングは、チェコの伝統的製法「トリプルデコクション」にこだわるラガー中心のブルワリーです。関内の飲み屋街・福富町に位置し、地元の常連客が多い活気ある雰囲気が魅力です。

項目 詳細
住所 神奈川県横浜市中区福富町東通2-15 1F
アクセス JR関内駅 徒歩5分
定番ビール ベイピルスナー、ベイIPA
席数 約40席

ベイピルスナーは世界最大のビール審査会「ワールドビアカップ」のボヘミアンスタイル ピルスナー部門で金賞を受賞した実績を持ちます。日本のクラフトビール界では少数派の「ラガー専門」に近い路線を取っている点も注目です。IPAやペールエールとの味の違いが気になる方は、ベイピルスナーを飲んでみるとラガー系ビールの奥深さを実感できます。

里武士 馬車道

口コミ評価4.6を誇る里武士は、日本の食材を活かした「和テイスト」のクラフトビールを醸造しています。馬車道駅から徒歩1分のKITANAKA BRICK&WHITEビル内に位置し、レンガ倉庫を改装したおしゃれな空間で楽しめます。

項目 詳細
住所 神奈川県横浜市中区北仲通5-57-2 KITANAKA BRICK&WHITE South 1F
アクセス みなとみらい線 馬車道駅 徒歩1分
定番ビール 里武士ペールエール、柚子エール
席数 約30席

Sakura Taps -Craft Beer & Coffee-

ベイブルーイングの2階に位置するビアバー兼カフェで、昼はコーヒー、夜はクラフトビールという使い分けができる珍しいスタイルの店舗です。国内外のセレクトビールを常時10タップ以上提供しています。

【みなとみらいエリア】観光とセットで楽しむブルワリー体験

REVO BREWING

みなとみらいの海沿いに位置するREVO BREWINGは、アパホテル&リゾート横浜ベイタワー1階にある大型ブルワリーレストランです。220席を超える店内には醸造設備が見え、最大20種類のクラフトビールと約70種の料理を楽しめます。

項目 詳細
住所 神奈川県横浜市中区海岸通5-25-3 アパホテル&リゾート 横浜ベイタワー1F
アクセス みなとみらい線 馬車道駅 徒歩3分
定番ビール REVO IPA、アパ社長ビール
席数 220席以上

2019年9月開業のREVO BREWINGは、アメリカ西海岸のクラフトビール文化をコンセプトにしており、IPA好きの方にとっては特に楽しめるラインナップが揃っています。みなとみらいの夜景を眺めながら出来たてのビールを味わえる点は、観光客にもデートにもおすすめです。

NUMBER NINE BREWERY

横浜ハンマーヘッド内にあるNUMBER NINE BREWERYは、観光スポットのすぐ横で出来たてのクラフトビールを楽しめるブルワリーです。ハンマーヘッドクレーンを眺めながらの一杯は、横浜ならではの贅沢な体験です。

【白楽・反町エリア】地元密着型の個性派ブルワリー

254BeeR & Restaurant

東急東横線の白楽駅から徒歩5分に位置する254BeeR & Restaurantは、住宅街の中にある隠れ家的なブルーパブです。醸造設備を間近に見ながら食事ができ、ブルワーとの距離が近いアットホームな雰囲気が特徴です。

項目 詳細
住所 神奈川県横浜市神奈川区白楽100-25 A棟1階
アクセス 東急東横線 白楽駅 徒歩5分
定番ビール 季節の限定醸造ビール各種
席数 約30席

THRASHZONE反町ブルワリー

口コミ評価4.6の高評価を獲得しているTHRASHZONEは、反町駅近くに醸造所を構える個性派ブルワリーです。少量生産ならではの実験的なビール造りに挑戦しており、ここでしか飲めない限定醸造ビールに出会えます。

浦島ブルワリー

口コミ評価4.8と今回紹介する中で最高評価を獲得している浦島ブルワリーは、横浜市神奈川区の小規模醸造所です。少量生産にこだわり、丁寧に造られたビールは地元のクラフトビール愛好家から高い支持を得ています。

エリア別おすすめモデルコース

横浜のブルワリーを効率よく巡りたい方のために、半日で回れるモデルコースを2つ紹介します。

コースA:関内・馬車道エリア集中コース(所要3〜4時間)

時間 スポット ポイント
14:00 横浜ビール 1Fビアスタンド まず1杯。地産地消ビールでウォーミングアップ
15:00 里武士 馬車道 和テイストのクラフトビールをじっくり味わう
16:30 横浜ベイブルーイング 関内本店 本格ラガーで締め。トリプルデコクション製法を体験
17:30 Sakura Taps(2F) 余裕があればセレクトタップで飲み比べ

関内エリアの4軒はすべて徒歩10分以内で回れるため、はしご酒に最適です。このコースなら各店で1〜2杯ずつ楽しんでも、合計8杯程度で収まります。

コースB:みなとみらい観光セットコース(所要5〜6時間)

時間 スポット ポイント
12:00 NUMBER NINE BREWERY ハンマーヘッドで出来たてビールとランチ
13:30 赤レンガ倉庫散策 散歩で気分転換
15:00 REVO BREWING 220席の大型ブルーパブで多彩なタップを堪能
17:00 横浜ビール UMAYA 夕食を兼ねて横浜ラガーで乾杯

観光と組み合わせたい方や、初めて横浜を訪れる方にはこちらのコースがおすすめです。

横浜ブルワリー巡りを楽しむコツ

横浜でブルワリーを巡る際に知っておくと便利なポイントをまとめました。

クラフトビールは店舗ごとにグラスの形状が異なり、同じビールでもグラスによって香りの立ち方が変わります。各店舗の「おすすめの飲み方」を店員に聞いてみると、より深くビールを楽しめます。

また、ブルワリーで提供されるビールの多くは「地ビール」とも呼ばれますが、地ビールとクラフトビールには厳密な違いがあります。横浜の醸造所で造られるビールは、その多くが小規模醸造所による個性的なレシピで造られた正真正銘のクラフトビールです。

横浜には東京のブルワリーとはまた異なる文化圏のビールが揃っています。東京がトレンド感のあるIPA・サワーエール系に強い一方、横浜はラガーや伝統的なスタイルに力を入れる醸造所が多い点が特徴です。全国のクラフトビール醸造所の分布については、日本全国のクラフトビール醸造所一覧もあわせてご覧ください。

クラフトビール業界の最新データについては、クラフトビール業界の統計まとめページで定期的に更新していますので、業界動向に興味のある方はぜひチェックしてみてください。

横浜ブルワリーに関するよくある質問

Q1: 横浜でブルワリー巡りをするなら、どのエリアから始めるのがよいですか?

初めての方には関内エリアがおすすめです。横浜ビール、ベイブルーイング、里武士、Sakura Tapsの4軒が徒歩10分圏内に集まっており、効率的に巡ることができます。JR関内駅からすべて徒歩5分以内でアクセスできます。

Q2: 予約なしでも入れますか?

ほとんどのブルワリーは予約なしで入店できます。ただし、REVO BREWINGやUMAYAは週末のディナー帯に混雑するため、事前予約がおすすめです。里武士や254BeeRなど席数が30席程度の小規模店も、金曜夜は満席になることがあります。

Q3: 1軒あたりの予算はどのくらいですか?

クラフトビール1杯あたり700〜1,200円が相場です(2026年4月時点)。フード込みで1軒2,000〜4,000円程度を見ておくとよいでしょう。REVO BREWINGやUMAYAなどレストラン型はフードメニューが充実しているため、食事込みで5,000円前後になることもあります。

Q4: 子連れでも楽しめるブルワリーはありますか?

REVO BREWINGは220席以上の広い店内にレストラン席があり、ランチ帯であれば家族連れでも入りやすい雰囲気です。横浜ビール本店UMAYAも食事メニューが豊富で、ファミリー向けです。ただし、小規模なブルーパブ(ベイブルーイング関内本店、里武士など)はバー寄りの雰囲気のため、お子さま連れにはあまり向いていません。

Q5: 横浜でしか飲めない限定ビールはありますか?

はい。横浜ビールの「横浜ラガー」は横浜産ホップを使用した地産地消ビールで、基本的に醸造所でしか飲めません。ベイブルーイングの「ベイピルスナー」もトリプルデコクション製法で造られた限定品です。THRASHZONEや浦島ブルワリーは少量生産のため、現地でしか手に入らないビールがほとんどです。

Q6: ビアフェスなどのイベントはありますか?

横浜港大さん橋で毎年開催される「ジャパン・ブルワーズ・カップ」は、国内最大級のクラフトビール品評会イベントです。2026年は2月6日〜8日の3日間で開催され、41社200種以上のビールが出品されました。秋には「横浜オクトーバーフェスト」も赤レンガ倉庫で開催されます。

まとめ:横浜ブルワリー巡りの第一歩

横浜のおすすめブルワリーのポイントをまとめます。

  • 横浜は日本初のビール醸造所が1869年に開設された「ビール発祥の地」であり、現在も17を超えるブルワリーが集積している
  • 関内エリアには徒歩圏内に4軒以上のブルワリーが集中しており、はしご酒に最適
  • Google Maps調べ(2026年4月時点)では、神奈川県内のクラフトビール関連店舗は25件、平均評価は4.38と高水準
  • 初心者には関内エリアの集中コース、観光客にはみなとみらいセットコースがおすすめ
  • 横浜のブルワリーはラガー・ピルスナー系に強い醸造所が多く、東京とは異なるビール文化を楽しめる

まずは関内エリアの横浜ビールで1杯目を試すところから始めてみてはいかがでしょうか。クラフトビールの注ぎ方を事前にチェックしておくと、ブルワリーでの体験がさらに楽しくなります。

参考情報

  • キリン歴史ミュージアム「1869年横浜に日本初のビール醸造所ジャパン・ヨコハマ・ブルワリー開設」(https://museum.kirinholdings.com/history/column/bd014_1869.html)
  • キリン歴史ミュージアム「日本のビール醸造の開拓者たち・ウィリアム・コープランド」(https://museum.kirinholdings.com/person/beer/copeland01.html)
  • 横浜ビール公式サイト「横浜ビールとは」(https://yokohamabeer.com/about/)
  • 横浜ベイブルーイング公式サイト「ベイピルスナー」(https://www.yokohamabaybrewing.jp/baypilsner.html)
  • REVO BREWING 公式サイト(https://www.rrr-inc.com/revo-brewing)
  • 株式会社横浜ビール プレスリリース「ヨコビゲストタップ」プロジェクト(PR TIMES)
  • Yokohamaクラフトビールアソシエーション公式情報(My CRAFT BEER)
  • Google Maps 店舗データ(2026年4月時点)



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